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ティンパニマレット リペア解説【更新!5/28】      
「ティンパニマレットの巻き直しってどうやるの?」という声にお応えして写真付きでリペアの解説をupしました。   

      

 


 

 

  

 

 

 

 

 


 

        

 

 

 


 

    

 

 

      

 

 


 

   

 

 

      

 

  

 

         ~仕上げ縫い・補足~

 

   補足図_1              補足図_2

 

   補足図_3

 

 

   補足図_4

    

 今回のマレットはハード~ミディアム・ハードくらいの硬さです。

4mm厚に剥いだフェルトを2重に巻いていきます。

 

 

・まず芯の大きさを測ります。芯の底部角から反対側の角までの

 長さです。

 

 

 


 

 ・先程測った長さを直径にして、フェルトを丸くカットします。

 コンパスやテンプレート(円や四角の穴が空いている定規)で

 10mmのフェルト(ドイツフェルト*)に円を描いて、ハサミで切ります。

 その際、手芸屋で売っている先の曲がったハサミを使うと

 切りやすいです。

 

・フェルトを切ったら半分(5mm)に剥ぎます。今回は4mmにしたい

 ので、さらに内側の1mm分を剥ぎます。

 

  *マレット用のフェルトは楽器店で販売しています

 

 

 

 

 

 

 


 

 ・フェルトに糸を通します。私が使用しているのは皮縫い用の

 麻糸(紐)です。

 

・縫い方は左図のとおりの波縫いです。縫い幅はフェルトの厚み

 直径によって異なりますが、今回は直径54mm・厚さ4mmの

 フェルトを使っていますので、約2~3mmの間隔で縫いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

  ・縫い終わったフェルトを芯にかぶせて糸を絞ります。結ぼうと

 思っても勝手に緩んでいきますので、結ぶ前に糸が緩まない様

 止めておかなくてはなりません。

 

・私はフット・ペダルを改造した道具を使ってますが、専門の道具が

 なくても2人いれば、1人が押さえている間にもう1人が結ぶ、という

 事ができます。

 

 

・結び終わったら余分な糸を切り、結び目をフェルトと柄の間に入れます。

 (マイナス・ドライバーを使うと便利ですが、柄を傷つけたり糸を切ったり

 しない様、お気をつけ下さい)

 

・フェルトの皺(ヒダ)を針の先で起こします(中に通っている糸を切らない

 様ご注意下さい)。

 

・皺が起きたら毛羽立った部分をハサミで整えて下地巻きの完成です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

・2回目の巻き(上巻き)は、柄の根元から反対側の根元まで測って

 その長さから4~8mm引いた数値がフェルト直径になります。

 

・下地巻きと同じ工程でフェルトに円を描き、それを切り、糸を縫って

 下地巻きの終わっているマレットにかぶせます。

 

~下地巻きと上巻きの違いは~

 

☆下地は糸を1本で縫ったが上巻きは2本で縫う事

☆下地はフェルトの円周より針1本分くらい内側を縫ったが、上巻きは

 針2本分くらい内側を縫う事(縫いの間隔も3~4mmと、若干広く)

☆結んだ後も「仕上げ縫い」という工程を行う場合、柄とフェルトの

 間の隙間を塞いでゆく為、糸をすぐには切らない事

 

 です。

 

・仕上げ縫いは

①針の付いている糸のみ残した状態にします。

②結び目のすぐ近くから糸を通します(柄とフェルトの隙間から外側に)

③糸を出した所からまた針を差込み、フェルトの端部分に糸を通して

 約1周したら糸を引っ張って隙間を締めます。締め具合の調整で2周

 くらいになる事もあります。

④最後に針をフェルトと柄の隙間(といってもほとんど空いていませんが)

 から出して、2本中1本を切り、針を糸からはずして結びます。 

 

・仕上げ縫いの工程を文章で説明しましたが、文章のみでは理解が

 難しいと思われますので、左下の「マレットを立てて見た図」をご参照

 下さい。

 

 

 

 

 

 

        ~仕上げ縫い 補足の説明~ 

 

フェルトの角の部分(補足図_1)を柄に寄せる為の縫いですので

仕上げ後は補足図_2の様になります。

 
つまり糸を通すのは補足図_3の箇所に通します。巾着袋の紐と

原理は同じですが、フェルトの角付近に糸を上手く潜らせて

通さなければいけないので難しいです。


針は基本的に曲がったものは使っていませんのでフェルトの中に

針糸が入ったまま一周はできません。

ですのでフェルト外周に針糸を1/4周くらい通したらフェルトから

出して、またその部分から針を通して少しずつ作業を進めていき

一周~一周半したら糸を引っ張って隙間を締めます(補足図_4)。


難しい作業ですが、これが決まれば見た目の美しさ
だけでなく、弱打時と強打時のタッチ差(硬さの差)が
少なくなり、音色に均一性が生まれます。

 

 

 

☆直接のお問い合わせは 「お問い合わせ」 よりお願いします。

 

 

     

 

 

 

首糸の巻き方をyoutube上にアップしましたのでご参照下さい!

 

http://www.youtube.com/watch?v=teZvTTm5OfQ